動脈硬化とは
太い血管は、「内膜、中膜、外膜」の3層でできていますが、動脈硬化は一番内側にある内膜で始まります。
内膜は1層の内皮細胞でできていますが、この内皮細胞が何らかの原因で傷ついたり弱くなったりすると、その部分に血液中のLDLコレステロールが入り込みます。
内膜の中に入り込んだLDLコレステロールは酸化され、酸化LDLコレステロールとなります。
この酸化LDLコレステロールは、体にとって異物とみなされるため、マクロファージによって食べられます。
そして、マクロファージが酸化LDLコレステロールをどんどん取り込むと、やがて脂肪粒子をためこんだ泡沫細胞となります。
この泡沫細胞が集まってかたまりになると、粥腫(アテローム)とよばれるコブになり、血管の内膜が厚くなります。
その結果、血管の内腔が狭くなります。
これが、動脈硬化(粥状動脈硬化)が起こる仕組みです。
粥腫をおおっている内皮細胞ははがれやすいため、その傷ついた部分に血小板が集まって、血栓ができやすくなります。